2020年04月05日

今週の…

西麻布から帰る時、周りが元旦のように静かだ。
自宅の表参道の土日は、本当に人が少ない。それでも、今朝の日曜日。レストランで結婚式が行われてるのに驚く。しかも午前中だ。
しかし、よく見るとかなり少人数の参加者のようだ。

うちの店も、来店されて食事をして行く方は、1組とか、せいぜい2,3組くらい。
なのに、なぜか料理がごっそりなくなる。毎日仕込みに追われている。

そうか…テイクアウトにいらっしゃる方が3人しかいらっしゃらないとしても、それぞれが一人分や2人分とは限らない。
例えば4人分づつ買っていくと12人分無くなるわけだ。
ピンチョに至っては、14種類全部くださいと言う大人買いの方もいる。一人分だとしてもかなり多い。

九州から、大阪から、クール宅急便で送って!と、定期的に食べにいらっしゃるお客さんから依頼が。有難いなぁ〜。

しかし、慣れない荷造り。
ソースは瓶に入れて、調理法を書いておく。
国の名前と料理名と食材を書いて、レンジで何分温めるかとか書く。印刷するにも、毎回料理が違うから、毎回書かねばならない。

気がつくと、荷造りに2時間近くかかった^^;

テイクアウトは16:30から受けることにした。自宅の持って帰って、夕食に間にあわせるには、16時半かなと。それより早くは仕込みが間に合わないから、ギリギリの時間だ。

「九州でユーコさんの料理が食べられるなんて」
「パックまで舐めて、食べました」
「夢のようです」
色々嬉しいメールがたくさん来て、有難いなぁ。

友人誘って、スケジュール合わせて来なくても、1人で買いに来られるから嬉しいと言う方や、子供が偏食で、来られないから、助かりますと言う方。
両親が病気で自宅から出られないから持っていきたいと。海外旅行行ったみたいだと言って喜んでましたとか。

そうかぁ…気がつかないもんだなぁと。

しかし、来週からはどうなんだろう。どうなっちゃうんだろう。
料理人のサガで、売れようと売れなかろうと、料理を作っていないと落ち着かないのだ。
posted by Yuko at 15:05| 日記:西麻布事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月30日

日本料理「花楽」

豊洲市場のバス停にやっと、屋根ができた。
雨が降ると、魚河岸の荷物を肩に背負って、傘も持って待たねばならなかった。6時台(バス)の新橋行きは今だたった二本しかない。

場内の店に入ると、土曜日は、まるで台風時のように人がいなかったと嘆く。

「暇はチャンスだ!暇な時に、普段間に合わない手間がかかる仕込みをする。それが、実力をつける。腕さえ磨けば負けない」
そんな事を、店を出す前のともちゃんに言った。

昨日、ともちゃんからの電話で、「暇な時は、ユーコさんのその言葉を思い出して、手間をかけて仕込みするんだよ」と言う。そう!それが出来ていれば大丈夫!

料理人なのだから、どんな時も料理を作る。作るなら、プロなのだから、誰にも出来ない料理を目指す。どんな時もそれをしていればいい。

今日は、赤坂の花楽に行く。
ホセとアキちゃんと豊乳姉妹の妹Yちゃんと。

非国民と言われそうだねと、言いながら、食事が始まった。
店をやってる身としては、どうしてもキャンセルなんて出来ないのだ。
お客さんは私達だけだった。

@おからとそら豆
目の前で、おからをすり鉢でする。貝のスープを入れて伸ばす。そら豆を添えて。この料理は、9年前、東日本震災があった後、初めて来た時に食べて、感動したのだ。やっぱり美味しい。

Aコゴミ 菜の花 ウド 蕾菜 サラダウルイ 蕗 百合の根 筍
おかかを土に見立てて、春の山菜が。干し海老の出汁ゼリー乗せで。木の芽と生姜と。
出汁の味を分けて利き酒ならぬ利き出汁。昆布だけの味はねっとりとして旨味がくる。鰹の一番出汁のみは上品な味。

B湯葉豆腐椀
胡麻豆腐の湯葉巻き揚げ
コレは、前に一度頂いた好きなやつだ。出汁はいい塩梅で飲みほす。

C桜鯛の桜〆
桜塩 鯛醤油
桜鯛は桜の葉で締めてるので、桜の香りがする。桜塩も。鯛の骨から取った醤油も違いを楽しめる。

Dアオリイカの木の芽味噌和え
アオリイカの中にも木の芽味噌が仕込んであり、ねっとりととして、イカもねっとりでウットリ!

E宮内菜の炙りと牡蠣のおかき衣揚げ
おかかを潰してミキサーにかけて粉状にして牡蠣にまぶして揚げたそうな。香ばしくて合うわぁ!

F桜鱒(ヤマメが海に残ると桜鱒になり、アマゴが海に残ると皐月鱒になるそうな)
G桑名産と九十九里産の蛤と松藻と若布、筍の鍋
桑名産は小さくても主張している。九十九里産は個性ある濃い味だ。出汁が美味しくてつい飲みほすから、結構お腹がいっぱいになり始めたぞ!

H牛蒡と荏胡麻(真っ黒酢、醤油、黒糖で和えて)
牛蒡は好物。荏胡麻も大好き。美味しいに決まってる。

Iちらし寿司と襖麺の温泉卵のつけ麺
このチラシも、初めて来た時に頂いて、この黄色いのは錦糸卵かなぁ〜?それにしても糸より細くて何だろう?と不思議でたまらなかった。温度を下げた状態で卵をひっくり返して…と、説明を受けたが、出来そうにない。紙より薄い卵焼きが重なってて、フィロペストリーみたいだ。カットして手に乗ったところをパチリ!やっぱりすごいわ!たらの芽や土筆などを立てて、野に咲いてるように盛り付ける。美しいだけでない美味しい。

襖麺はお正月に頂いたことがある。温泉卵汁でつけ麺のようにしていただくのは初めてかも。麺に入っているスープを、付け汁と合わせて飲みほす。

11,白いご飯とイクラ
もうお腹いっぱいだけど、イクラとご飯と…一口いただくもちろん。

デザート…桜餅と大福豆 苺のシャーベットと汁粉の蘇掛け
花楽餅に桜の香りがする。大福豆も。
苺のシャーベット一手間かけて煮てから作るそうな。味も香りも濃い。蘇(そ)は、古代の日本のチーズ。汁粉にかけていただく。

わぁー!
堪能しましたぁあ!
美味しかったなぁ〜!
posted by Yuko at 23:15| 食歩:日本料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月26日

フランス料理「麻布レトロ」と代官山「On The Hill」

不穏な時期、自粛自粛とは言うけれど、経済が動かないだけでなく、神経が参る。
閃輝暗点(センキアンテン)という、聞きなれない病気?症状になった。

目の横にキラキラ光るノコギリ状の光が見えたるのだ。20分くらいで消えて、その後は、なんとなく、頭が重い。それもすぐに治る。そして正常に戻る。
2日の間に2回あったので、眼科に行ったら、原因は、自律神経と副交感神経のアンバランスだとか。要は、ストレスらしい。そりゃあ、誰でも、この時期、ストレスいっぱいだよ。

充分気をつけて、ストレスも取り除きたいし、で、食事をしに行く。
1人でとか、2人でとかで切り盛りしている店に応援がてら行く事にしている。

人の事より、お前のとこはどうなんだーと、言われそうだが、うちも影響は大。それでも、有難い常連さんが来てくれている。

自宅で家族と食べるからと、テイクアウトをしに来る常連さんも今までになく多い。
有難い。

月曜は、「麻布 レトロ」に、バイトのMちゃんと行く。Mちゃんとは、元スタイリストで美容師で現在は木工作家のカツマさんにカットしてもらっている。
一ヶ月に一度福岡から来てカットしてくれるのだ。

その後は、一緒に食事やカフェに行く事が多い。
この日は、「朝日百科 週間 世界の食べもの」と言う、昭和54年に発行された、すっごい本を全巻、神保町の古本屋で手に入れたけど、引っ越すので貰ってくれないかと言って、送ってくれた。そのI君に、お礼の為の食事会でもある。

日本版と中国版はアキちゃんに。
私が頂いたやつは全て(ヨーロッパ、中東、アフリカ、南北アメリカ)持っているが、読みすぎてボロボロ。なのでコレは嬉しかった。

I君のリクエストが「レトロ」だった。
しかし、来ない。
電話したら、「豆源」にいると言う。
「豆なんか買ってないで、時間(予約は19:30)過ぎてるんだからサッサと来んかい!」
「すぐ行きます!」
イカンイカン。
今日は招待するんだから、感謝を込めてね〜と、自分を宥める。
豆源からは歩いて2分の場所。15分過ぎても来ない。遅すぎる!

ま、こんな事を何回もやりとりして、更に表通りまで迎えに行って、やっと到着したのは、40分後だった。
方向音痴の男性は何人か知っているけど、見栄はらないで、「迷ってる!」と、言って欲しいなぁ。ナビ作動する事もしないくらい焦ってるんだわ。

手間かけやがって…イカンイカン。感謝を込めて…。

新型コロナの影響があるかと心配したが、10人強くらい入っているみたい。
しかし、シェフ1人で作るのだから、時間がかかる。
Mちゃんは神奈川県に帰らなければだし。駅から更に自転車でだし。料理が出て来るのが滞りがち。

結局、デザートまで食べられず、後ろ髪引かれながら帰る羽目に。
料理は、いつも通り美味しかったよ〜!

そして、今日は木曜日。
ママタルトのエンさんの息子さんがやっているダイニングバーの代官山「On The Hill」へ。
エンさんが亡くなって、一年半だ。ズーッと前のような気がする。
時々は顔を出したいとは思っているが、今年初めてだ。

休みは、ゆっくり食事が出来るレストランか料理屋に足が向くので、お酒主体の店にはどうしても…。昔は、ハシゴしていたが、もう、胃袋に自信がない。お酒も1〜2杯程度だしね。

イタリア関係の仕事をしているマンジャーレと待ち合わせた。
マンジャーレは、この店は初めてだ。食事を簡単にして、狭山まで帰らなければならない。両親の介護やサポートもあって、実家でテレワーク中。

心配したが、私たち以外、2組のお客さんがいらした。
やはり、常連さんはありがたいと言っている。

カヴァを頂いて、前菜とパスタを食べて、早めに帰ることに。
「遅くなっても構わないんだけど、母が、起きて待ってるのよ〜。先に寝ていてと何度言っても起きてるのよ」と。
エンさんと殿の仏壇にお線香をあげさせて頂き、恵比寿駅に向かう。

駅付近はそこそこ人がいるが、歩いて行く道道、ほとんど人に行き交わない。

早く日常が戻りますよに。





posted by Yuko at 23:15| 食歩:フランス料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする