2012年08月16日

ザグレブ到着

Splitを経由してZagrebに着陸する事は知っていた。
一旦Splitで全員降りて、入国審査をするのだ。

恐ろしく小さな飛行機だった。絶えずブーンという音が響いて、話し声さえ聞こえない。

Splitの搭乗ゲートも覚えていた。22年ぶりだったが、全く変わっていない。すでにここで耳鳴りがして、辛かったことも覚えている。

今回は大丈夫だった。

Zagrebでバゲージを受け取るために入ったところが、国内線だった。

間違えた人は他にもいて、5人でウロウロ。

イタリア人だった。
「ローマからの荷物はここで受け取るのよね!?」と言う。
「私もローマからだよ。でも、小さな飛行機だったけど、5人しかいないって変だよねー」
「僕が聞いてくるよ」

ふつうに出口に向かっていたのに、どこで間違えたんだろ?
そういえば・・・あそこかなぁ。しかし間違える人ってきっと多いと思う。
無事荷物を受け取って、5人の間に友情みたいな感情まで。「いい旅をねー!」

タクシーでドヴロクニクホテルまで行く。チップをあげるどころかまけてくれた。やっぱ、クロアチア人って人がいい。変わらないなぁ・・・。アラブだったら、必ずボルけどねー。

ああ・・・変わってない。トラムもホテルの感じも。真向かいのオープンカフェも。22年ぶりでもきっと間違えない。

レセプションで「22年ぶりにこのホテルに来た」と言うと、広場に面した部屋にしましょうと言ってくれた。
5階の部屋は、ベットに寝ころんでも、目線には窓いっぱいにザグレブのシンボル聖母被昇天大聖堂の二つの塔が見える。
ものすごい心地いい風も入ってくる。
空気が乾いているので、虫もほとんどいない。
3泊じゃ物足りない・・・。追加しよう。

外を歩くと、そう・・・ここで、あの親子とであったんだった。
このホテルの真裏に美容院があったはず。たぶんここだ。

ここで、シャンプーセットをしてもらったのだけど、ものすっごいデラックスな仕上げにされて、ホテルに帰って髪を濡らしてぺったんこにしたのだった。22年前がはっきりよみがえる。

あの後の内乱。22年経って、きれいになっているところもあるけど、ほとんど変わっていないのだ。

レバノンのように、ビルに弾丸の跡が痛々しく残っていることも無い。

さっそく、レストランに向かう。ノンストップで昼から夜まで営業しているので、旅行者にはとーっても便利だ。

変わったのは、メルカドに並んだ野菜だ。22年前はこんなに種類がなかった。ほとんどが黄色いというか卵色というか薄い色のパプリカばかりだった。ヨーロッパのように果物も野菜も種類が豊富だった。
肉も部位が日本より豊富。魚はさすが種類が少ないけど。
posted by Yuko at 22:56| 旅行:その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする