2006年01月09日
Catanzaro カッタンツァーロ
臭くて怪しいホテルは早々に出ることにした。
列車で、パオラまで行く。パオラからカラーブリア鉄道に乗り換えて、最初の目的地コゼンツァに到着。
さぶい・・・。
なんとなく、違うなぁ・・・。一気にカッタンツァーロに行くことにした。なんせ、ガイドブックに載っていないところに行くのだから、勘が頼りなのだ。
えりこさんとも意見があったので、問題なし。が、お腹が空いた。が、列車の本数が少ないので、ゆっくり食事が出来ない。
駅の側の、レストランというより食堂という感じの、セルフサービスの店に入った。
が、メニューがとっても多い。まずは、少なめに。美味い!以外や以外!どんどん追加することにした。
カポナータのような、カラーブリアのナスとトマトの辛いソースの煮込みも、ポテトとソーセージのソテーも美味しい!
モッツアレラチーズも美味しいし、野菜の重ね焼きもなかなか・・・。
お腹がいっぱいになって、今度は一気に州都のカッタンツァーロにと、行くところだったのだが・・・。
食事が早く終わったので、まぁ、少し早めに駅に着いても良いかなぁ・・・と思い、ホームに行くと、「この電車に乗れ!」という。
ええっ!時間が違うじゃない!1時間も早いよー!カッタンツァーロに行く。というと、大丈夫だというので、何度も念を押して乗り込んだ。
景色は、たった1ページのガイドブックにあったように、〈美しい景色の中を走るローカル線〉だった。林の中、黄色い小さな花の中、無人駅、山々、高台、大きな橋・・・。写真も撮りまくり・・・。あれっ???あれっ・・・。誰もいなくなったよー。あれ?戻ってるような・・・。
車掌さんが来た。「何処に行くの?」と言うから、「カッタンツァーロ!」と言うと、「コレに乗っていていい」と言う。でも、戻ってるんだけど・・・。そういう走り方???一旦、違うところを通って、Y字型の線路なのかも・・・。
「また、違う景色が見られていいよねー」と、言いながら、飽きない列車の旅を満喫。
えりこさんが「ねー!この駅、さっき乗った駅だよー!」と言う。あれ?!コゼンツァじゃないかぁあ!
コゼンツァを通り越したよー!そんなバカなあ!そうか、コゼンツァは終点じゃ無いのだなっ。コレが終点と言う駅に来た。また、車掌さんが来た。
「何処行くの?」「カッタンツァーロに行きたい!」「コレに乗っていていいよー」・・・怪しい・・・。何度往復したら着くのだろう・・・。
ホームにいる人に訊いてみた。「カッタンツァーロに行きたいんだけど、コレに乗っていればいいのー!?」「いいわよ。コレでいい!」「ほんとー?」
そんなやり取りをしていると、さっきの車掌が来て、「コレで良いって言っただろう!・・・ははん・・・恐いんだろう・・・」だって!
「違うよー!確かめただけだもん!」すると、同じ車両の、他のお客さんも、コレで良いよ!と、太鼓判を押してくれた。けど・・・。
すっかり、夕日が・・・。確か、ランチを終えて乗ったのよねー。2時間で着く場所なんだけどなー。もう、朝のFSから数えると、7時間くらい電車の旅をしているんだけど・・・。
今度は、やっと着きそうだ。けど、すっかり暗くなった。
今夜のホテルが決まっていない。ガイドブックが無いのだからしょうがない。
さっきの、車掌さんと盛り上がって話しをしている、感じが良さそうなセニョーラに訊いてみた。
「すいません。カッタンツァーロに行くんですけど、良いホテル、知りませんか?」
すると、南の親切な人々が集まって、丁寧に教えてくれた。
「いいか。駅を出たら、左に行け。道沿いに行くと、薬屋さんがある。その隣に階段があるから登ると、登りきったところに、ガソリンスタンドがある。その前を通って、道沿いをズーと行くと公園がある。そこまで来たら、このホテルが見えるよ」と。
あああ・・・。長かったなぁ・・・。すると、えりこさんが、
「私、こういう旅、好きぃ!」と、楽しそう。そうね、何事も楽しむことが大切。
HOTEL Guglielmoは4つ星だった。なかなか綺麗。部屋も良い感じ。早速、夕食に行く。
まずは、フロントでお薦めのレストランを訊く。2つ訊いた。まず、その店に直行することはしない。ホテルとタイアップしているレストランが多いからだ。あと、友達の店を紹介されることが多い。所謂、お薦めのレストイランを紹介してくれることは稀である。それでも、訊くのは、ひょっとしたら・・・と思うからだ。
その店の一つに向かって歩く。地図に書いてもらっても、歩きながら、道を尋ねる。尋ねながら、「この店は美味しい?」とか、「貴方が行く店は何処?」とかも、必ず訊くことにしている。そうして、情報を歩きながら集める。また、少し歩いて訊く。コレを、数回繰り返す。
食材を売っている店を見つけた。ンドーイヤ(カラーブリアの辛いソーセージ)も売っている。見つけたらなるべく買うことにしている。いつでも買えるから、後で買う。と、いう事はしない。これが外国での買い物のコツである。後でといっても、なかなか見つからなかったり、やっぱり、あっちの店の方が良質だった。と、後悔したくないし、数回に分けて買うほうが、荷物が重くならない。
お菓子の店も見つけた。1個買って、味をみる。美味しい!重いけど、買う。
また、食材店を見つけた。さっきよりさらに良さそうな店だった。瓶詰めの辛いソースも数個買う。チーズの味見もする。ペコリーノがスッゴク美味しい。思わず大きい1つを丸ごと買う。重い。スッゴイ荷物になってしまった。
この時点で、この店に行こうと決めていた店がある。その場所を尋ねると、そこより、カラーブリアの料理なら、僕の友人の店のほうが美味しいよ、と言うので、連れて行ってもらうことにした。
店の名は、Trattoria dei mercanti 。小さな店だった。店主も感じ良さそう。お任せ料理で、少しづつ、たくさんの種類を出してくれるようにお願いすると、快く、パスタも半分づつ出してくれた。
前菜は、地方色豊かなものだった。ズッキーニの天ぷらのようなもの、茄子の詰め物、オムレツ、コロッケ。アンチョビと松の実のこの地方のパスタと、トマトソースのパスタ。子牛のプローボラチーズを挟んだコートレッタ。
とっても、満足。
この街は、何でこんな山深いところにあるんだろう。しかも、州都だ。直行できないし、飛行場も遠い。が、来て見ると、なかなかお洒落な町だ。治安も良さそうだし。不思議な街だ。しかし、長〜い、一日だったぁ。
列車で、パオラまで行く。パオラからカラーブリア鉄道に乗り換えて、最初の目的地コゼンツァに到着。
さぶい・・・。
なんとなく、違うなぁ・・・。一気にカッタンツァーロに行くことにした。なんせ、ガイドブックに載っていないところに行くのだから、勘が頼りなのだ。
えりこさんとも意見があったので、問題なし。が、お腹が空いた。が、列車の本数が少ないので、ゆっくり食事が出来ない。
駅の側の、レストランというより食堂という感じの、セルフサービスの店に入った。
が、メニューがとっても多い。まずは、少なめに。美味い!以外や以外!どんどん追加することにした。
カポナータのような、カラーブリアのナスとトマトの辛いソースの煮込みも、ポテトとソーセージのソテーも美味しい!
モッツアレラチーズも美味しいし、野菜の重ね焼きもなかなか・・・。
お腹がいっぱいになって、今度は一気に州都のカッタンツァーロにと、行くところだったのだが・・・。
食事が早く終わったので、まぁ、少し早めに駅に着いても良いかなぁ・・・と思い、ホームに行くと、「この電車に乗れ!」という。
ええっ!時間が違うじゃない!1時間も早いよー!カッタンツァーロに行く。というと、大丈夫だというので、何度も念を押して乗り込んだ。
景色は、たった1ページのガイドブックにあったように、〈美しい景色の中を走るローカル線〉だった。林の中、黄色い小さな花の中、無人駅、山々、高台、大きな橋・・・。写真も撮りまくり・・・。あれっ???あれっ・・・。誰もいなくなったよー。あれ?戻ってるような・・・。
車掌さんが来た。「何処に行くの?」と言うから、「カッタンツァーロ!」と言うと、「コレに乗っていていい」と言う。でも、戻ってるんだけど・・・。そういう走り方???一旦、違うところを通って、Y字型の線路なのかも・・・。
「また、違う景色が見られていいよねー」と、言いながら、飽きない列車の旅を満喫。
えりこさんが「ねー!この駅、さっき乗った駅だよー!」と言う。あれ?!コゼンツァじゃないかぁあ!
コゼンツァを通り越したよー!そんなバカなあ!そうか、コゼンツァは終点じゃ無いのだなっ。コレが終点と言う駅に来た。また、車掌さんが来た。
「何処行くの?」「カッタンツァーロに行きたい!」「コレに乗っていていいよー」・・・怪しい・・・。何度往復したら着くのだろう・・・。
ホームにいる人に訊いてみた。「カッタンツァーロに行きたいんだけど、コレに乗っていればいいのー!?」「いいわよ。コレでいい!」「ほんとー?」
そんなやり取りをしていると、さっきの車掌が来て、「コレで良いって言っただろう!・・・ははん・・・恐いんだろう・・・」だって!
「違うよー!確かめただけだもん!」すると、同じ車両の、他のお客さんも、コレで良いよ!と、太鼓判を押してくれた。けど・・・。
すっかり、夕日が・・・。確か、ランチを終えて乗ったのよねー。2時間で着く場所なんだけどなー。もう、朝のFSから数えると、7時間くらい電車の旅をしているんだけど・・・。
今度は、やっと着きそうだ。けど、すっかり暗くなった。
今夜のホテルが決まっていない。ガイドブックが無いのだからしょうがない。
さっきの、車掌さんと盛り上がって話しをしている、感じが良さそうなセニョーラに訊いてみた。
「すいません。カッタンツァーロに行くんですけど、良いホテル、知りませんか?」
すると、南の親切な人々が集まって、丁寧に教えてくれた。
「いいか。駅を出たら、左に行け。道沿いに行くと、薬屋さんがある。その隣に階段があるから登ると、登りきったところに、ガソリンスタンドがある。その前を通って、道沿いをズーと行くと公園がある。そこまで来たら、このホテルが見えるよ」と。
あああ・・・。長かったなぁ・・・。すると、えりこさんが、
「私、こういう旅、好きぃ!」と、楽しそう。そうね、何事も楽しむことが大切。
HOTEL Guglielmoは4つ星だった。なかなか綺麗。部屋も良い感じ。早速、夕食に行く。
まずは、フロントでお薦めのレストランを訊く。2つ訊いた。まず、その店に直行することはしない。ホテルとタイアップしているレストランが多いからだ。あと、友達の店を紹介されることが多い。所謂、お薦めのレストイランを紹介してくれることは稀である。それでも、訊くのは、ひょっとしたら・・・と思うからだ。
その店の一つに向かって歩く。地図に書いてもらっても、歩きながら、道を尋ねる。尋ねながら、「この店は美味しい?」とか、「貴方が行く店は何処?」とかも、必ず訊くことにしている。そうして、情報を歩きながら集める。また、少し歩いて訊く。コレを、数回繰り返す。
食材を売っている店を見つけた。ンドーイヤ(カラーブリアの辛いソーセージ)も売っている。見つけたらなるべく買うことにしている。いつでも買えるから、後で買う。と、いう事はしない。これが外国での買い物のコツである。後でといっても、なかなか見つからなかったり、やっぱり、あっちの店の方が良質だった。と、後悔したくないし、数回に分けて買うほうが、荷物が重くならない。
お菓子の店も見つけた。1個買って、味をみる。美味しい!重いけど、買う。
また、食材店を見つけた。さっきよりさらに良さそうな店だった。瓶詰めの辛いソースも数個買う。チーズの味見もする。ペコリーノがスッゴク美味しい。思わず大きい1つを丸ごと買う。重い。スッゴイ荷物になってしまった。
この時点で、この店に行こうと決めていた店がある。その場所を尋ねると、そこより、カラーブリアの料理なら、僕の友人の店のほうが美味しいよ、と言うので、連れて行ってもらうことにした。
店の名は、Trattoria dei mercanti 。小さな店だった。店主も感じ良さそう。お任せ料理で、少しづつ、たくさんの種類を出してくれるようにお願いすると、快く、パスタも半分づつ出してくれた。
前菜は、地方色豊かなものだった。ズッキーニの天ぷらのようなもの、茄子の詰め物、オムレツ、コロッケ。アンチョビと松の実のこの地方のパスタと、トマトソースのパスタ。子牛のプローボラチーズを挟んだコートレッタ。
とっても、満足。
この街は、何でこんな山深いところにあるんだろう。しかも、州都だ。直行できないし、飛行場も遠い。が、来て見ると、なかなかお洒落な町だ。治安も良さそうだし。不思議な街だ。しかし、長〜い、一日だったぁ。