2003年10月18日

西麻布・「CICADA」

「約束の冬」宮本輝(文芸春秋)を読み終えた。宮本輝さんの本を久しぶりに読んだ。読み始めた時は、店の改装前だった。木の話が出てきて驚いた。私も木を買いに沼津まで行っていた頃だったから。それに、木の手触りから、気を感じていた時だったから。

自分の良心や誠実さをかけて約束したものを守る。その約束を果たすまでの長い間に生まれたもの、育てたもの。それを果たさねば、人生において画龍点睛を欠く。読み終えて静かに清々しかった。

ワイングラスを下げるやつをもう1箇所取り付けたいので、困った時の一家に一台。殿に取り付けてもらった。「ついでがあったら、いっぺんにいいな」っつうので、じゃぁ、コートを掛けるフックの台と、飾り皿を取り付けるやつもいっぺんに言ってみた。全部難なくやってくれちゃったもんね。ますます店が素敵に哀愁のポルトガルっぽくなったよ。あと一息だね殿!

殿が、途中でいなくなったと思ったら、東急ハンズでフックと皿を引っ掛ける器具まで買ってきてくれた。優しい!しみじみ感謝感謝!

お駄賃にランチを奢ることにした。イタリア料理「イ・ピセリ」が無くなって、新しくできた「CICADA」に行った。この店のオーナー一家はうちの店の古いお客様だ。ここで、にんじんのサラダとやり烏賊のグリルと蟹のフェラーファルを前菜に。メインはとラムのタジンと魚のタジンをいただいた。どれも軽いやさしい味だった。

殿が「週間文春読んだ?〈ヤンキー先生〉と阿川佐和子の対談のとこ」と聞く。

「読んだよ。あれ泣いたよ」と言うと。

「泣いた。対談読んで泣いたの初めてだよぅ」と言う。

先々週号だったと思う。今週号のグラビアには生徒との集合写真が載っていた。反響もすごかったとか。殿は本も読んだらしい。
posted by Yuko at 00:00| 食歩:その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする