2002年08月08日

ポルトガル Monsaraz

LISBOAの東のEVORAからバスを2回乗り換えてMONSARAZという、 ポルトガルで最も美しい村の一つに行ってきた。

平原の中に突然現れる中世の城壁に囲まれた小さな村は、 30分もあれば一廻りできる。 泊まった民宿は、アレンテージョ地方独特の、漆喰の白い壁だ。 花模様のカラフルな家具、強い風に絶えられるよう作られた、 玄関のカーテンの役目の、素晴らしい織物。自然の色と伝統の柄は どの家のものも素晴らしい。床も天井も素晴らしい木の細工の芸術。 どうしてもここで夕日が見たくて、1泊することにする。 私の部屋からは、願いが通じたのか、一番崖側に突き出た部屋。 ベランダ側の扉を開けると、180度いや220度のパノラマ! 見下ろす下界に目障りになる不自然な建物は一切ない。 あるのは芸術といえる景色のみ。「わー!!」と、大きな叫び声を あげてしまった。叫ばずにいられないよぅ。

ちょうど2時。「めし!めし!」近くに可愛いレストラン見っけ! 遅いランチを。ここのテラスは葡萄と石榴と桃とレモンとキィウイの棚。 へへ、デザートはたのまなくてもいいっかぁ。

* sopa de legumes(野菜のスープ)
* costeletas de porco preto(ポークの炭焼きと野菜とライスとポテト添え) 死にそうな量。

腹ごなしには小さすぎる村の散歩に。 ブーゲンビリアが漆喰の白い壁によく似合う。正調風音を聞いた。 すごい風。景色とその音がよく似合う。音楽は要らない・・・。

夕食はさすが遅い時間に。9時を過ぎてしまった。 4軒あるレストランの2軒がお休み。昼に行った店を避けもう一軒に。 小さな店だからか待っている客がいっぱいいるよぅ。 しょうがない。昼の店は大きかったからそこにするかぁ。 前菜を食べていたら、40歳くらいの女性が相席させてと言ってきた。 もちろん優しい優子さんはOKよ。 フランス人の教師をしているミレーヌ。

「ねぇ、信じられるぅ。向かいの店に行ったら9時半ラストオーダーだって言う のよ。9時半よ。こんなに明るいのよ。11時に閉めるんだって!11時にやっと暗 くなるのに。それにひとりはダメって言うのよ」

「うわぁ強気!私の店よりすごい!」

順調に私は食べながら話を聞いている。ミレーヌはまだ食べ物にありつけない。 「このチーズ食べていい?」

「もちろんいいよ」 私の前には、すでにデザートが。 「このメロン食べていい?」 「もちろんいいよ」 優しい優子さんはあげました。

やっと、ミレーヌの前にも肉の山盛りが。1時間経っていたけどね。

「そうだった。Meia doseって言うの忘れたわ。ハーフサイズって言う意味よ」 「えっ、そんなのあるんだぁ」いい事聞いた。

食後、満腹の二人はそのまま寝るのはデブの元。 ライティングされた城塞の周りを散歩。ひとりだったらとっても歩けない。 気持ちよかったし、とっても綺麗だった。 気温も涼しくて、カーディガンがいるくらい。よく眠れそう。
posted by Yuko at 00:00| 旅行:スペイン≈ポルトガル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする