2003年05月26日
フランス料理「Le restaurant de l'etoile」
美人豊乳飽食姉妹と恵比寿のフレンチレストラン「レトワール」に行った。幻の料理教室のレギュラーのDさんのお勧め店だ。
しっかりしたフレンチが食べたいと、リクエストした。いわゆる美しいとか、日本の素材を使ったとか言うのではない、しっかりしたフレンチ。食べたら当分フレンチはいいかなぁ?と、思わせるくらいしっかりフレンチがいい。
前菜 @フレッシュフォアグラの温製 Aポワローとジャガイモ、ひこ鰯の冷たいモザイク Bクレーム・レジュール アカザ海老のグリエ添
主菜 @プラチナポークの骨付きロース肉ココット焼き ソースシャルキュティエール A北海道産フレッシュ帆立貝 特製スパイスをつけた瞬間ポワレとホワイトアスパラガス Bシャラン鴨の数種スパイス、生姜、松の実をつけたロースト アフロディジャック風
デザートは3人ともタルトタタン
メートルドテルが一人でホールを担当している。料理が出てくるのがおそろしく遅い。前菜からメインが出てくるのが遅いと、お腹が出来上がってしまう。とはいっても、「きれいに食べていただいて・・・」と、褒められるくらい残さなかったけどね。「残す方、多いんですか?」と逆に聞いてみた。多いそうだ。一皿がしっかりあるので、特に女性は・・・。うう〜ん、へへへ・・・。とっても美味しかったし、美味しい料理を残すのは失礼でしょ。
また、ジビエの時期に来たいと思う。フレンチでまた来たいなぁ、と思う店は少ない。久しぶりにまた来たいと思う店である。
20年目にして、昨日は最低新記録のお客様の入り。 たった一組だった。 前日(土曜)は、ドカ混みで何組も入れなくて帰ったというのに・・・。 今日も忙しくて、昨日は雨でもないのになんだったんだろう・・・。
だから今日は仕込みが少ない。こんな日はベーコン作りや牛タンの塩漬けを仕込んだ り、ピンチョに使う下こしらえをする事にする。 今日はゆっくりランチもできるかも・・・と、思っていたら電話が・・・。
私がたまに行く、日本料理屋の2番の板さんOさんからだ。 このOさんは、来年、四国の道後温泉にできる、日本料理を出す広大な土地の中(川が流れているらしい)のオーベルジュの 板長になることが決まっている。現在一緒に働いている女性の板さんが、私と話がしたいということだった。まだ24歳の可愛い子で、とてもいい目をしている。 きっと、そろそろ進路を決めかねているのだろう。 その店で4年働いている。始めてあった時、この子の動きを見て、つい、「良い 子が入りましたね」と、板長に言った事がある。
やはりそうであった。お酒が飲めない彼女には困ったことがある。お客様にお酒の事を聞かれてもわからない。お酒の勉強がしたいけどどうしたらいいかということだった。知ってる店を少々紹介した。あと、料理人を目指してると言うことで話がしたかったんだろう。私が料理を目指している女性に必ず言うことがある。体力をつけろと言うことだ。どうしてもプロの仕事は体力がいる。男性でも腱鞘炎や腰を痛めたりする。女性がこの仕事を長く続けて行かれない理由のひとつだ。
結婚のためとか、夢が他にできたとかなら別だが、好きでしょうがないのに、体がついていかれないと言うのは悔しい。だから、筋力をつけることをいつも勧める。私は、料理人を目指したときから、自転車で店まで35分かけて通っていた。きっかけは、ゴミ箱を運ぼうとした時、シェフが「いいよ」と言って運んでくれたときだ。情けなかった。シェフの仕事ではない。申し訳ない気持ちでいっぱいだった。やはり、女性には向いていないと思われたくなかった。それからは、シェフの目を盗んでは、一人でゴミ箱を運んでいた。
まもなく、スポーツジムに通い始めた。その頃のジムは、今のようにおしゃれではなく、いわゆる重量挙げが中心の男性ばっかりの場所であった。今では、スポーツジムのインストラクターから「インストラクターになりませんか?」と、勧誘されるくらいになった。えへっ、自慢?!
私が料理の道を選んだ時は、女性の料理人、しかもフレンチ にはひとりもいなかったと思う。よく出入りの業者が「おおっ!初めて女性のコッ クさん見たよぅ!」と、言われたものだ。その業者さんはじっと見ていて帰らな い。お構いなしにその業者が持ってきた鶏を捌いていると、シェフが来て「ユー さん、鶏屋さんの前でよく捌けるなぁ・・・。俺、恥ずかしくて捌けない・・・」 と、意地悪だぁ。「いやいや、そんなぁ、私なんか彼女のように一ひねりで鶏の首ひねられませんよぅ!」と業者も意地悪だぁ。思わず手を離した。そんな事も ・・・。
シェフがお客さんと話している会話が聞こえたことがある。「・・・女性のコックさんってどう?・・・」「コックは女に限る!」やったぁ!!!と思った。
やっと一週間の終わり。火曜以外、忙しい日が続いたから、ちと疲れた。最後のお客様を送っていたら、斜め向かいの「YO」というバーのスタッフが「やぁ!ユーコさん!」と私服姿で・・・。
「なぁにしてるの?店は?休みぃ?」
ここを任されているHさんは、もう10年くらいかそれ以上働いていると思う。彼が作るマルガリータは絶品だ。私は、時々スタッフやお客様と行く。時々、店を閉めて帰ろうとすると、目があった日にゃぁ、拉致される。
Hさんが働いている間、オーナーが3回も変わったらしい。今日昼間に、新しいオーナーと話していて、方針があわなく辞めることになり、じゃぁ、今日上がるということになったとか。長年、まじめに働いていて、なんと情のないことであろうか。いい仕事先、探してあげなくては・・・。
しっかりしたフレンチが食べたいと、リクエストした。いわゆる美しいとか、日本の素材を使ったとか言うのではない、しっかりしたフレンチ。食べたら当分フレンチはいいかなぁ?と、思わせるくらいしっかりフレンチがいい。
前菜 @フレッシュフォアグラの温製 Aポワローとジャガイモ、ひこ鰯の冷たいモザイク Bクレーム・レジュール アカザ海老のグリエ添
主菜 @プラチナポークの骨付きロース肉ココット焼き ソースシャルキュティエール A北海道産フレッシュ帆立貝 特製スパイスをつけた瞬間ポワレとホワイトアスパラガス Bシャラン鴨の数種スパイス、生姜、松の実をつけたロースト アフロディジャック風
デザートは3人ともタルトタタン
メートルドテルが一人でホールを担当している。料理が出てくるのがおそろしく遅い。前菜からメインが出てくるのが遅いと、お腹が出来上がってしまう。とはいっても、「きれいに食べていただいて・・・」と、褒められるくらい残さなかったけどね。「残す方、多いんですか?」と逆に聞いてみた。多いそうだ。一皿がしっかりあるので、特に女性は・・・。うう〜ん、へへへ・・・。とっても美味しかったし、美味しい料理を残すのは失礼でしょ。
また、ジビエの時期に来たいと思う。フレンチでまた来たいなぁ、と思う店は少ない。久しぶりにまた来たいと思う店である。
20年目にして、昨日は最低新記録のお客様の入り。 たった一組だった。 前日(土曜)は、ドカ混みで何組も入れなくて帰ったというのに・・・。 今日も忙しくて、昨日は雨でもないのになんだったんだろう・・・。
だから今日は仕込みが少ない。こんな日はベーコン作りや牛タンの塩漬けを仕込んだ り、ピンチョに使う下こしらえをする事にする。 今日はゆっくりランチもできるかも・・・と、思っていたら電話が・・・。
私がたまに行く、日本料理屋の2番の板さんOさんからだ。 このOさんは、来年、四国の道後温泉にできる、日本料理を出す広大な土地の中(川が流れているらしい)のオーベルジュの 板長になることが決まっている。現在一緒に働いている女性の板さんが、私と話がしたいということだった。まだ24歳の可愛い子で、とてもいい目をしている。 きっと、そろそろ進路を決めかねているのだろう。 その店で4年働いている。始めてあった時、この子の動きを見て、つい、「良い 子が入りましたね」と、板長に言った事がある。
やはりそうであった。お酒が飲めない彼女には困ったことがある。お客様にお酒の事を聞かれてもわからない。お酒の勉強がしたいけどどうしたらいいかということだった。知ってる店を少々紹介した。あと、料理人を目指してると言うことで話がしたかったんだろう。私が料理を目指している女性に必ず言うことがある。体力をつけろと言うことだ。どうしてもプロの仕事は体力がいる。男性でも腱鞘炎や腰を痛めたりする。女性がこの仕事を長く続けて行かれない理由のひとつだ。
結婚のためとか、夢が他にできたとかなら別だが、好きでしょうがないのに、体がついていかれないと言うのは悔しい。だから、筋力をつけることをいつも勧める。私は、料理人を目指したときから、自転車で店まで35分かけて通っていた。きっかけは、ゴミ箱を運ぼうとした時、シェフが「いいよ」と言って運んでくれたときだ。情けなかった。シェフの仕事ではない。申し訳ない気持ちでいっぱいだった。やはり、女性には向いていないと思われたくなかった。それからは、シェフの目を盗んでは、一人でゴミ箱を運んでいた。
まもなく、スポーツジムに通い始めた。その頃のジムは、今のようにおしゃれではなく、いわゆる重量挙げが中心の男性ばっかりの場所であった。今では、スポーツジムのインストラクターから「インストラクターになりませんか?」と、勧誘されるくらいになった。えへっ、自慢?!
私が料理の道を選んだ時は、女性の料理人、しかもフレンチ にはひとりもいなかったと思う。よく出入りの業者が「おおっ!初めて女性のコッ クさん見たよぅ!」と、言われたものだ。その業者さんはじっと見ていて帰らな い。お構いなしにその業者が持ってきた鶏を捌いていると、シェフが来て「ユー さん、鶏屋さんの前でよく捌けるなぁ・・・。俺、恥ずかしくて捌けない・・・」 と、意地悪だぁ。「いやいや、そんなぁ、私なんか彼女のように一ひねりで鶏の首ひねられませんよぅ!」と業者も意地悪だぁ。思わず手を離した。そんな事も ・・・。
シェフがお客さんと話している会話が聞こえたことがある。「・・・女性のコックさんってどう?・・・」「コックは女に限る!」やったぁ!!!と思った。
やっと一週間の終わり。火曜以外、忙しい日が続いたから、ちと疲れた。最後のお客様を送っていたら、斜め向かいの「YO」というバーのスタッフが「やぁ!ユーコさん!」と私服姿で・・・。
「なぁにしてるの?店は?休みぃ?」
ここを任されているHさんは、もう10年くらいかそれ以上働いていると思う。彼が作るマルガリータは絶品だ。私は、時々スタッフやお客様と行く。時々、店を閉めて帰ろうとすると、目があった日にゃぁ、拉致される。
Hさんが働いている間、オーナーが3回も変わったらしい。今日昼間に、新しいオーナーと話していて、方針があわなく辞めることになり、じゃぁ、今日上がるということになったとか。長年、まじめに働いていて、なんと情のないことであろうか。いい仕事先、探してあげなくては・・・。