2021年04月01日

日本料理 赤坂「花楽」

今日は父の命日。
41年前に亡くなった。母は3年前に亡くなったのに、母の命日を忘れがち。

先週に続き、今日は、ホセとアキちゃんと3人で。
初めてこの店にこの3人で来たのは、3.11の震災の後の3月だった。
ほぼ毎月一回通い続けて10年になる。
始めて来た時の衝撃は鮮明に覚えている。メニューさえも。

母方の祖母の代まで料理旅館をやっていたせいで、母も忙しい中でも、おやつまで手作りだった。
小さい頃から料理作りの手伝いをしていたし、遊びと同じくらい好きだった。
オカラもよく作った。
私は柔らかく滑らかな舌触りが好きだったので、二度越しした。

ここのオカラは、比べ物にならないくらい柔らかく、舌触りがそれはそれは素晴らしく衝撃を受けた。
貝のスープをたっぷり含んで、具は蓮の実だけの、料理屋のオカラから始まったのだ。

今日の献立は、10年前とかなり違う。

@蕗、独活、大根のおしたし
蕗って、子供の頃は大嫌いだった。鼻に抜けるあの匂いが苦手だった。ああ、今日も蕗かぁ…と、テンションだだ下がりだった。いつの間にか、大好きになってるんだ。

A飯蛸の酢味噌和え(蛸の墨と蛸の肝入り酢味噌)八朔、そら豆、菜の花
飯蛸の墨って美味しいんだ。肝まで入って、もっと、たくさん食べたい。

Bエンドウ豆のすり流し ホワイトアスパラとホワイトアスパラ豆腐柚子の花添え
すり流し椀は、何を使った時でも美味しいんだ。エンドウ豆も!

C桜鱒と丹波産筍と木の芽 みかんのソース
みかんのソース、すっごく合う。

D叩き牛蒡の荏胡麻和えとキンカン
先週も頂いたけど、キンカンと合う。

E蛍烏賊の醤油漬けと麹漬け
今日も出して頂けた。麹漬けと全く違う味わい。
F煮蛤鮨
G白海老の白い薄焼き卵の絹巻き鮨
本日解禁漁の白海老。米を食べているので黄身が白い卵を使って、白い薄焼きと言うより絹巻き卵に巻いて頂く。美味しい…。

H宮内菜の炙り 蛍烏賊と鯛の白子のおかき揚げ
先週も頂いたけど、飽きないしいつも食べたい宮内菜。

I短角牛もも肉と花山椒の鍋
花山椒の季節到来だね。甘い出汁に肉をくぐらせ、花山椒を巻いて。う〜ん、美味しい!

11チラシ鮨 香の物 赤出汁
春の山菜を土から出始めたようにしつらえた春景色箱は見惚れます。糸としか思えないようなほっそーい錦糸卵は芸術の域。10年前に始めていただいた箱でもある。
ホセたちは、白魚の卵とじご飯も食べていたけど、もう、お腹いっぱーい。

12黄金柑(湘南ゴールド)ゼリー 桜餡と上用蒸し
デザートも堪能しました。

ほんとうに、この店を見つけてくれたホセ達に感謝!
posted by Yuko at 08:38| 食歩:日本料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする