2018年11月24日

小旅行「飯坂温泉」

2011年、震災の年に殿が亡くなった。
その年の年末にえんさんが息子さん夫婦と温泉に行きたいと確か11月の終わり頃、相談してきた。
年末はすでにいい宿は埋まってる。

「震災の後だから、福島を応援できるし、「御宿 かわせみ」って言う評判いい宿があるよ。そこにすれば」と私。

飯坂温泉へは、私が店を出した34年くらい前に母を連れて行った。その時はもっと安い宿しか母を連れて行けなかった。

私達が行く宿の途中にその「お宿 かわせみ」があって、いつか、こんな宿に母を連れて行こうと思っていた。その宿を提案したのだ。

1部屋だけ空いていたと言う。離れの豪華な部屋のようだった。
しばらくしてエンさんから電話があって、
「『その宿、パパがパソコンで検索してて、ここに家族で行こうって、行ってたとこだ!』って、ヨメが言ってたわ」と言う。

なんて偶然だ!感動だ!

「じゃあ、殿の写真を持って行くんだね〜」と、しみじみ言うと。
「あら、考えなかったわ」と、返された。

その宿に母と行くことはなかった。
同じ温泉に行く事はなく、いろんな場所に行きたかったからだが。

夏頃、近所のK子ちゃんと11月に温泉行こうと計画していて、本当は近くの箱根付近を探していた。いい宿はすでに満員で、計画変更して、決めたのが、「お宿 かわせみ」

美人豊乳豊食姉妹の妹Yちゃんも誘って3人で予約できたのは9月だった。

いろんな偶然がここにある。

そんなわけで、今週は木曜日が休日前ということもあって、定休日だが営業して、金曜から連休して、3人で小旅行に出かけた。

宿から迎えにきていただいて、着いた宿はちょうど紅葉が見頃で、庭はため息が出るくらい美しい。
池には、肥って美味しそうな天然鴨がいっぱい!

通された部屋も景色も良く満足!

大浴場に交代で入って、いよいよお食事!昼抜きの私たちの期待はMAX!

@食前酒の梅酒と解しズワイ蟹とカリフラワーのミースが出てきた。
美味しいけど、ほんの少しだから、空きっ腹には呼び水になって、ああ!待てない!

部屋だしだからなぁ。
どんどん持ってきて!と、みんな口々に。

しかし、願いは叶わず、おっそいぞー!

やっときました二品め。
A虎河豚と生木耳の柚子ジェリー掛け
う〜ん、美味しいけどなんか違う。焦点がビミョー。

B甘鯛蕪蒸しすり流し椀
胡麻豆腐が入ってて、美味しい。

C敷き紅葉輝く頃の盛り合わせ
演出で電気を消していいですか?と言う。なんだろうと期待したが、紅葉柄の器が光ってるだけだった。
それより、庭にいっぱいある本物の紅葉を敷き詰めた方がオシャレなのにと思うのは私たちだけかなぁ。
海老芋、ポルチーニのテリーヌ、アケビ味噌、秋鮭、仙台麩、甘エビ、白バイ貝 イカ墨とトマトソース 牡蠣と菊

文字にすると凝ってて美味しそうに思えるけど、テンション下がった。美味しくないわけじゃないけど…期待が大き過ぎたのかなぁ〜。

D本鮪造りとE天然平目造り
美味しいです!マグロの炙りも美味しい!

ものすごい間が空く。寝ちゃいそうだ。

E伊勢海老と極上雲丹の陶釜蒸し フレッシュフォアグラと牡蠣の煮付け
この料理でやっと、お腹が落ち着いてきたのだが。この料理が今月のメインでウリのはず。京都の白味噌汁の濃い感じのスープが下に。う〜ん。各食材がケンカしてる。みんな、首かしげて、やはり焦点が合ってない。
「花楽」や「とく山」の話が出てきてしまう。

F白飯 赤出汁 香の物 仙台牛ステーキ小鉢に少々
おかわりは出来ないようだ。お櫃もない。
「よろしければ、おにぎりをお持ちしましょうか?」と言われた。その感じから、ご飯はこのほんの少しの白米だけと言うことらしい。ハナからお代わりは無しということ?

少食だねと、言われる私が足りないと思うくらいだから、男性はどうするんだろう。
追加注文のステーキのパンフレットがあるところを見ると、足りない人は仙台牛をと言うことかなぁ〜。

ものすごい中途半端な量で、足りないぞー。

デザートは、ラ・フランス少々と柚子のチーズケーキと言うかムースみたいなのがすこーし。

デザートを買いにフロントに行ったが、すでに売店は閉まっている。
デザートが足りないので買いたいと言ったのだが、終わってしまって出せないということだった。

豊洲市場の女将さんやMさんもエンさんも他からも、美味しい宿と聞いていたし、食べきれないほど出るとも聞いていた。きっと板長が変わったか、宿の方針が変わったかだね。

硬い布団に早めに寝て、朝食に期待をした。


posted by Yuko at 23:00| 旅行:日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする