2002年09月01日

私に何かお手伝いさせて…

一昨日の金曜日、おなじみさんが来店。ある精神科の病院の院長夫妻。大好きなお客様のひとりだ。

虐待にあっていた子供達のメンタルクリニックというか、専門の病院を建設設計中らしい。

感激した。「私に何かお手伝いさせて…」と、お願いすると・・・ レストランもその中に作るので、心のこもった料理を作る職人を探すことと、メニュー作成、調理場の設計に参加ということになった。「食」はメンタルな部分に大きく影響する。出来合いの料理ではなく、これが一番大事、(心のこもった)料理。母親が子供のために一生懸命作った料理にはかなわない。そこの部分が手伝えたら、私でも力になれるかもしれない。嬉しい限りだ。

虐待にあって育った子供が実は非常に多いという現実。子供の頃、新聞で、「母親が子供を折檻して・・・」という記事を読み、震えながら怒ったものだ。でも、そんなことは稀だったように記憶している。今は、メンタルクリニックの予約が1ヵ月先までいっぱいだという。1時間後に死ぬかもしれないという患者をあいてにしているのだという。この壮大な夢のほんの一部でもおてつだいできたら・・・。
posted by Yuko at 00:00| 日記:西麻布事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする