2022年06月12日
京都 食の旅 日本料理「じき宮ざわ」
コロナで海外に行かれなくなって3年。
パスポートも切れてるし。そろそろパスポートも申請しなければ。ま、その前に国内食べ歩きもしたい。国内の旅はほとんどしていない気がする。
定休日の日曜、月曜、木曜日も早朝から夕方迄仕込みをしている。そう言えば、正月休みから1日も休んでないなぁと思い、ここらでリフレッシュしたい。手も休ませたいなと京都に食の旅に出る計画を立てた。
その前に温泉も行きたいとも思っていたので、三十三間堂近くの天然温泉のホテルに予約した。
店がオープンした38年前のほぼその頃からのお付き合いになる、レジェンド作詞家のポエムM氏に連絡すると、「来て来て」と。
すぐに、レストランのURLが送られて来た。2泊するから、私が行きたい「じき宮ざわ」は初日に行くことにした。M氏は初めてとか。
以前から、アーティストのNMさん夫妻からこの店のことを聞いていた。8人とか9人とかのカウンターのみの店。予約してあげようかと、言ってくださったNMさんにお願いした。
2日目はM氏のオススメ店に決まった。ここも8人のみのカウンターのみの店らしい。
以前から、ホセに会いたいと言っていたので、ホセも一緒に京都で待ち合わせた。
ホセは前日、大阪の友人と会って、京都で合流。そのまま、金沢に帰郷する。
@焼き青唐辛子の静岡産ふわとろシラスがけ
焼いた青唐辛子の種類が何だったか。スペインのピミエントスパドロン近い柔らかさと香り。フワトろと名付けただけあって、不思議なシラス。ソースもどうなってるのか。とにかく美味しくて、待ちきれなくて写真を撮り忘れた。3人とも忘れてて、仕方ないので、隣にいらした紳士にお願いして写真を撮らせてもらった。キャハ!
するといいきっかけと、その紳士がM氏に話しかけてきた。よく行く店が同じらしく、共通の友人もいらして、話が弾んでる。
な、何と、その紳士は、私の自宅近くにある、ヨーロッパや中東一帯から仕入れした輸入雑貨店を50年やってる「グランピエ」のオーナーではないか!
38年前に店を出す時、店の看板を30人分の大きなパエリア鍋にしたいと考え、グランピエに輸入を頼んだ。今も店の看板になって窓の下にあるアレです。器や雑貨も時々購入している大好きな店!凄い偶然!
Aぐじの椀物 (ぐじの骨で出汁をとったもの)
塩梅がほんと完璧!ため息ものだ。
B串本の初鰹 葛 しその実 炊いたご飯 新玉ねぎの麹ソース
どうなってるのか、新玉ねぎの麹って?新玉ねぎの酸味を利用してとか言ってたような。化学?エルブジの日本版!かなり他方面に渡っての勉強をしているんだろなぁ。それにしても美味しい!
C焼き胡麻豆腐
この店のスペシャリタだ。お土産に頂いたことがあるが、作り方を見てもこうはいかなかった。なるほどう!めちゃめちゃ美味しい!
D大分産雲丹と熊本八代産海苔の玄米飯蒸し実山椒入り
美しいし、美味しい。
E8日間ねかした金目鯛の燻製卵乗せ
お造りもただ切ってだけじゃないね。
F鮎 オカヒジキ スイカを発酵させたものと
この鮎、めちゃめちゃうまい!スイカを発酵って、どーなってるんだか。でも、鮎の香りと同調して合います!
G蕎麦がき巻き(出始めの鱧と大葉)
くるくるクレープのように巻いて巻いて。歯ごたえも良く美味しい。
Hこの時期にしか食べられない生のとり貝を焼いて焼き茄子と肝醤油で
これ!山盛り食べたい!
I新牛蒡と丹後産の放牧牛
これも凄いなぁ!
ご飯…滋賀県長浜のご飯は、蒸らし時間差で少しづつお代わり。
赤出汁、香の物と。
店主の泉さん出身の長浜のお米だとか。同級生に作ってもらってるらしい。蒸らしの差で、ご飯の味が違ってて面白い。
デザート…梅雨丸(ツユマル、多分この字かな)
このデザート、どうなってるんだろ。もう考えない。ムダ!美味しいからいいや!
秋田産の順才と京の水で。下に、薄い漉し餡を溶いたようなソースが。
順才をデザートに持ってくるなんて。両方水だからとか。繊細だねー!
そしてお抹茶で終わるとは、京都らしいね。
このコースとお酒はあまり呑んでいないにしても、1人21000円だったか22000円だったか。とってもリーズナブルだ。
そして、どれもとーっても美味しかったです!
インスタグラムもフォローしたし。
予約しやすくなったから、また、京都まで食べにくるよー!
この店はみんなに教えたいけど、教えたくない…何とも悩ましい店だ。