2021年07月01日
嬉しい記念日
コロナ禍になってますますブログから遠ざかっている。
メニューを更新するだけで手一杯なのだ。
インスタグラムも陶芸もあるし。
ここ一年近く日曜日も仕込みしている。週休2日だろうと3日だろうと仕事を休むことはない。それでも日曜は、仕入れだけにして、仕込みをしないようにしていた。手を休める日が週一はあったほうがいいとおもっていたからだが…。
ブログに書きたい、いろんな事が頻繁にある。
今日のこの事は書こう。と、何度思ったことだろう。優先順位が仕込みだからしょうがない。
今週火曜日は忙しかったが、水曜は1組だけだった。
火曜日か水曜でどっちの日に行ったらいいか聞いてきた女優のHちゃん。フィアンセをお父さんに初めて紹介することは聞いていた。
私はすでに紹介されているフィアンセのS君はナイスガイのデザイナー!
予約が入っていなかったし、比較的水曜が暇だから、水曜日にと返信した。
出来れば、貸切状態にできたらいいなぁとも思っていた。
やはり。火曜は忙しく、1人で走り回っていた。
水曜は、朝から土砂降り。夕方雨は止んだ。
いつもは予約時間より早めに来店のお父さんのT氏。誰でも名前を聞けば知っている有名人のT氏より、Hちゃんたちが早めに到着。
緊張しているS君が、
「ユーコさん、僕はどこに座ればいい?」
「こっちが上座だから、ここはT氏。Hちゃんはこっちで貴方はここ」と、一番へりくだった席を指差した。
「ユーコさんがいて良かったぁ」と、S君はすでに汗いっぱいかいてる。
珍しく、時間より遅れてT氏が来店。
「緊張させるから、シャンパン飲んでから来た」と、優しい。
「もちろん今日は、シャンパンでしょう!」
水入らずで、と言ったのに、ユーコさんも!と、言われて、私も参加で乾杯!
なるべく、離れていようと思ったけど、つい、動けない私。
「Hのお祖父さんのとこに挨拶(Tさんが結婚する時)に行った時、とっても優しくしてもらったんだよ。息子が1人増えたなぁと言ってね」
だから…。僕もそうしようと決めていたんだ。そうしたいんだ。と、心の声が聞こえて、胸が熱くなった。イカンイカン!仕事しなくちゃ!
とっても和やかに、緩やかに時間が過ぎ。雨も降って来た。
うん、完璧に貸切状態だ。
1組だけ、バーと間違えて入って来ようとしたお客さんをお断りしてくらいで静かだった。
閉店時間になり、Tさん達は揃って立ちあがった。
TさんがS君の手を両手で握って、S君も両手で握り返して、
「Hを、よろしくお願いします」と。
「こちらこそ、よろしくお願いします」と、S君。
横で私と並んでHちゃんとぼーっと見ていた。
慌てて!
「Hちゃん!ここだよ。今だよ!このシーン撮らなきゃ!」
「ああっ!そうだねそうだね。ユーコさんを撮ってる場合じゃないよね!」
今まで、Hちゃんは、何故か、私をデジカメで撮っていたのだ。
「すいません!もう一回やってください!」
「すいません!見てなかった!」
何度もタイミング外して、無事、素敵なシーンの連射成功!
感動だった!
こんな素敵な記念日に、うちの店を選んでくれてありがとうだった。
なのに、
「大事な日に。ユーコさん、有難う」と、T氏に言われた。優しいなぁ。
3人が帰ってからも、今も、心が温かい。
メニューを更新するだけで手一杯なのだ。
インスタグラムも陶芸もあるし。
ここ一年近く日曜日も仕込みしている。週休2日だろうと3日だろうと仕事を休むことはない。それでも日曜は、仕入れだけにして、仕込みをしないようにしていた。手を休める日が週一はあったほうがいいとおもっていたからだが…。
ブログに書きたい、いろんな事が頻繁にある。
今日のこの事は書こう。と、何度思ったことだろう。優先順位が仕込みだからしょうがない。
今週火曜日は忙しかったが、水曜は1組だけだった。
火曜日か水曜でどっちの日に行ったらいいか聞いてきた女優のHちゃん。フィアンセをお父さんに初めて紹介することは聞いていた。
私はすでに紹介されているフィアンセのS君はナイスガイのデザイナー!
予約が入っていなかったし、比較的水曜が暇だから、水曜日にと返信した。
出来れば、貸切状態にできたらいいなぁとも思っていた。
やはり。火曜は忙しく、1人で走り回っていた。
水曜は、朝から土砂降り。夕方雨は止んだ。
いつもは予約時間より早めに来店のお父さんのT氏。誰でも名前を聞けば知っている有名人のT氏より、Hちゃんたちが早めに到着。
緊張しているS君が、
「ユーコさん、僕はどこに座ればいい?」
「こっちが上座だから、ここはT氏。Hちゃんはこっちで貴方はここ」と、一番へりくだった席を指差した。
「ユーコさんがいて良かったぁ」と、S君はすでに汗いっぱいかいてる。
珍しく、時間より遅れてT氏が来店。
「緊張させるから、シャンパン飲んでから来た」と、優しい。
「もちろん今日は、シャンパンでしょう!」
水入らずで、と言ったのに、ユーコさんも!と、言われて、私も参加で乾杯!
なるべく、離れていようと思ったけど、つい、動けない私。
「Hのお祖父さんのとこに挨拶(Tさんが結婚する時)に行った時、とっても優しくしてもらったんだよ。息子が1人増えたなぁと言ってね」
だから…。僕もそうしようと決めていたんだ。そうしたいんだ。と、心の声が聞こえて、胸が熱くなった。イカンイカン!仕事しなくちゃ!
とっても和やかに、緩やかに時間が過ぎ。雨も降って来た。
うん、完璧に貸切状態だ。
1組だけ、バーと間違えて入って来ようとしたお客さんをお断りしてくらいで静かだった。
閉店時間になり、Tさん達は揃って立ちあがった。
TさんがS君の手を両手で握って、S君も両手で握り返して、
「Hを、よろしくお願いします」と。
「こちらこそ、よろしくお願いします」と、S君。
横で私と並んでHちゃんとぼーっと見ていた。
慌てて!
「Hちゃん!ここだよ。今だよ!このシーン撮らなきゃ!」
「ああっ!そうだねそうだね。ユーコさんを撮ってる場合じゃないよね!」
今まで、Hちゃんは、何故か、私をデジカメで撮っていたのだ。
「すいません!もう一回やってください!」
「すいません!見てなかった!」
何度もタイミング外して、無事、素敵なシーンの連射成功!
感動だった!
こんな素敵な記念日に、うちの店を選んでくれてありがとうだった。
なのに、
「大事な日に。ユーコさん、有難う」と、T氏に言われた。優しいなぁ。
3人が帰ってからも、今も、心が温かい。