2019年03月07日

日本料理「花楽」と母の命日

「花楽」には、8年前のこの3月に初めて来て、それから、ほぼ毎月一回のペースで通っている。
震災があって、世の中自粛ムードの中、それじゃいかんと、友人を誘っては外食をしていた。
ホセもこう言う時は、なかなか予約が取れない店は取れやすくなってるはずだと言って、食べ歩いていた。
「いい店見つけたから、行かない?!」と、誘われて、3月のメニューに感動して、毎週4回続けて通ったのだ。

その時の話が毎年、この3月になると話題になる。
今日は、ホセとあきちゃんと美人豊乳豊食姉妹の妹Yちゃんと4人で。

そして、今日は、母の命日なんだ。
もう、一年になる。忘れていたくらい早い。
同時通訳のHさんに「今日、お母さんの命日だよね」と、知らされて気がついた。
情けない。でも、母さん許して!毎週月曜日に、築地本願寺を通り抜けながら、母と父に挨拶して話しかけてるんだ。これは、ずーっと続けるからね。

@そら豆入りおから
3月はこれを食べる。初めて来た時、(ええ!料理屋でおからが出る!)と、驚いたが、一口食べて、びっくり!なんて繊細で貝の出汁たっぷりで感動したのだ。

A筍、ウド、菜の花、ワラビ、コゴミ、ウルイ、蕗、たらの芽、百合根、つぼみ菜の春の10種 おかかと海老の出汁のジェリーソース
春の山菜がいっぱいで、3月らしいね。ソースも美味しい!

B磨きゴマの胡麻豆腐の湯葉巻き揚げと北海道のネバリスターじゃがいもの椀物
この椀もの、何度かいただいたが、やっぱり大好き!

C桜鯛の桜〆 鯛のあら醤油と鯛塩添え 花びら大根
Dアオリ烏賊の木の芽味噌和え
アオリイカと濃厚な木の芽味噌がねっとりで、美味しい!ずーっと食べていたい。

E宮内菜の素揚げと大船渡産牡蠣のかき揚げ(煎餅を粉状にして昆布粉と一味をまぶして揚げたもの)
宮内さんが作った菜の素揚げも春の楽しみ。牡蠣のかきもち揚げみたいで、コレ、美味しい!

F筍とワカメと松藻鍋
G荏胡麻の叩き牛蒡と金柑
H春のチラシ寿司と徳島のハンナソーメンと卵
この、チラシも感動した一品。芽吹いている春の表現は、土筆も菜の花も立たせて盛り付けていて美しい。何より驚くのは、千切りした薄焼き卵だ。何度見てもこの細さは神技だ!

I苺の冷製汁粉と蘇(古代チーズ)と苺ソルベ 花楽餅とおフマ味噌
デザートも美味しかった。最後まで堪能しました。

今年もよろしくお願いしますと言う気持ちになる。
この店との新年は、この3月なのだ。

◎お客様から「お釣りはいいから」と言われたり、チップを頂いたり。そのお金を一年貯めて、福島で被災した子供達をケアしているNPO保護施設「沖縄・球美の里」へ、寄付を毎年送らせて頂いています。今年も送らせていただきました。
posted by Yuko at 23:15| 食歩:日本料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする