2018年10月01日

築地とフレンチレストラン 東麻布「ラ・リューン」

昨夜の大型台風24号のせいで、よく眠れなかった。
自宅があるマンションは大きな木が多く、葉が擦れ合う音は轟音で、強い風は今まで体験したことがないくらい大きな音が繰り返し窓を叩く。救急車も何度か通る。

寝不足のまま、始発で築地に行く。

35年通った築地は、今週で最後なのだ。
築地が移転することになるなんて、考えた事もなかったなぁ…。
古くて、場内の石畳はガタガタで、夏は暑く、冬は寒い。

夏は、やっちゃ場にはクーラーがあるので、やっちゃ場経由で帰る。
冬は河岸籠を持つ手が痛いし、足の爪先も痛い。

それでも築地が大好きだ!
行くのが面倒だなんて思った事もない。
どんなに不備があっても、築地が大好きだ!
土曜が最終日。
きっと混むだろうから金曜日に仕入れがてら、お別れに行ってこよう。

場内に入ると荷が少ない。
シケだからね。
「場内のトラックが横転してたらしいよ。初めて聞いたよートラックが横転するなんて」と。
自転車は見事にドミノ倒し状態だった。
築地はいつも通りの顔だ。

仕込みを夕方遅くまでやって、自宅に戻り、シャワーを浴びて、歩いて38分で東麻布の「ラ・リューン」に着く。
すでに、経済I氏がいる。

少しして、IT-O氏も到着。

O氏と私は誕生日が近い。今日は、I氏にご馳走してもらう誕生日会。嬉しい!

私の前菜は
@ムッシュ・デコレのフレッシュフォアグラのテリーヌ 自家製ブリオッシュ添えと、
この店のスペシャリタの、
A雲丹とカボチャのソルベ茄子の煮浸し コンソメジュレ
メインは、
Bソルトブッシュラムのロースト エスペレット風味

Cイチジクのポワレ 牛乳のソルベ コーヒー風味

毎回同じものを注文してしまう。
安定の美味しい食事だった。
経済I氏が、「店は…」と、私の正体がバレそうな話をしだす。デザートを運んでいらしたマダムに聞こえた。
「バレるぅ!」と思わず言うと。
「知ってます」と言われた。
「ゲゲ!どうしてバレた?」
「お客さんやいろいろあちこちで聞いて」と。

レトロのシェフとも交流があるそうな。鎌倉のソソホラのノリちゃんが作っている鹿の角が取っ手のバックを持っていた事でバレたらしい。

「お前のその顔と態度でわかるに決まってるだろ!」と、I氏。
その態度ってぇ!?顔ってぇ?!

失礼しちゃう。静かに食べてるのにぃ。
posted by Yuko at 23:29| 食歩:フランス料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする