Kitchen 5 Magazine | キッチンファイブマガジン

5日の午前中からインスタが開かない。
ipadからだと普通に見られるが、めんどくさい。
復旧を待つしかない。
ブラウザ版から見ていたのだが、なんか慣れない。翌日になっても復旧しない。

調べてみると、「Playストアからインスタのアプリのバージョンを最新にするをタッチする」とあったので、やってみると、簡単に開いた。

仕込みをしながら、そんなこともして、休日の今日の仕込みはいつもよりそれでも、かなり早く終わった。

いつも頭の片隅にある、年上の友人のお見舞いに行く事にした。
手にしたのは、スタッフのまゆちゃんから借りた、文庫本。結構遠いのだ。
「奇跡の人」原田ハマ著(双葉文庫)
このタイトルには覚えがある。

うちのスタッフは、みんな本をよく読む。
私もいつも本は片隅にないと落ち着かない。旅に出る時も、(本が読める)ということが大きな楽しみだ。

電車を降り損ねるくらいのめり込む。
久々だ。この感覚。
ものすごく、スルスルと物語の中に入ってしまう。

何度も乗り換えをするし、快速が止まらない駅だし、間違えそうになるし、それでも、のめり込んでしまうし…やっと、無事に到着した。

友人は、ちょうどお風呂に入るところだった。
終わるまで待って、スタッフにも持参したお菓子を差し上げて、私達も一緒に食べながら、話をする。

話は、なかなか通じないけど、それでも穏やかな時間が過ぎて行く。

いつも、グッと落ち込んでしまうから、駅でお茶をして、落ち着いてから帰ることにする。
原因不明の頭痛が治らず、あちこち病院を回って、やっと病名がわかった。たった数ヶ月で、車椅子の人になってしまう。

あんなにアクティブで聡明で、私の目標だったのに…。
病気って…なんだろ。

健康で美味しい食事を心から楽しんで食べられる期間は、そんなに長くないのかもしれない。