2018年05月26日

1週間の出来事

「フロリダから6000マイル飛んで、野菜7種類の重ね焼きオムレツを食べるために来たって言ってるよ〜」と、常連のMさんが。
何度か来店されている60代くらいの米国人夫妻。
そう言われても、とっても光栄だけど今日は作ってないし…。

ご夫妻が、帰られる頃、丁寧に作り方を何度も繰り返し伝授した。
「絶対作る!」と何度も言って帰られた。
きっと、うまく作れるよ!

この1週間だけでも、店には、いろんな事が起きるのだ。

昨日、25日の金曜日。
午後に入って5名の予約が新たに入った。
3名様とか奇数のお客様が多いので、1人でも人数が変更する場合、電話を頂けますかと、念を押して予約を受けさせていただいた。

小さな店だから、テーブルを工夫することによって、スペースをどのお客様にも公平な組み方を考えるのだ。

予約時間(18時半〜19時)を大幅に過ぎても連絡がない。
19時半になったので、電話をすると、「行かれなくなった。あ!電話入れるの忘れた!どうしましょう」と慌てた声。
「結構です」と答えた。

常連のお客さんたちが口々に、金曜だし、5人と人数も多いから二股かけて予約してるんだよ。キャンセルの電話もしない人って最近増えてるみたいだよと言う。

今日、3人で予約して来店のお客様が私に花束を渡すなり、平謝りする。
昨日、スッポカした方だった。
30年前からたまに来ているお客さんらしい。
「来ていただいただけで嬉しいです。花束ありがとうございます」と、私も応えた。

忙しくてバタバタだったから、帰り際に詳しい話を聞いたのだが、親戚にトラブルがあって、動転して忘れていたのだと。
これからもこの店には通いたいからと何度もおっしゃって帰られた。
昨日とは一転して嬉しい出来事だった。

先週土曜だった。
34年前から通ってくださってて、実家の会社を継ぐために地方都市に行ってしまったO氏が、久しぶりに予約されての来店だった。

その方は、今でも常連のkさんと、当時お付き合いされていて、本当によく2人で通ってくださっていた。

食事も後半の頃、その、Kさんが1人で来店。
何という偶然。
kさんにOさんがいらしてるんだけど、私が話しましょうかと、聞いてみた。

20年ぶりに、2人は、静かにお話しされていた。

偶然ではなく、縁があるってことなのかも知れない。
成就しなかったが、結婚だけが成就するということではないのじゃないかと思う。

Kさんは、Oさんを見返すために、会社を大きくしていったが、それも人生なのだと。

そして、今日は西城秀樹さんの告別式。
昔、よく来てくださった。
第一印象は、「何と裏表のない人なんだろう」だった。
当時、お付き合いされていた方ともオープンで、いつも楽しそうだった。

うちの店は、場所柄、芸能関係の方が多い。
テレビなどの印象と違って、お付き合いされてても、異常に警戒されて、親しくない振りをされる方が大半だ。

西城さんは、本当に素直で、女性は嬉しいだろうなぁと思ったのを覚えている。

合掌。





posted by Yuko at 23:46| 日記:西麻布事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする