2017年11月19日

日本料理「とく山」

メニューを決めて、築地で買うものをチェックしたり、野菜や肉の仕入れを決めたりする。それでも、当日作りながらメニューが変わることは毎回だったりする。

まだ、夕食の予約19時半まで時間がある。
絵付けをする。

とにかく細かい絵を描くので、ちょっとした時間も見逃さず、ほんの少しでも前に進む。

Y君からメールが入った。
(今、西麻布の交差点です)と。
慌てて時計を見ると、19時25分。
時間が経つのが早い。

でも、ここから歩いて3分の「とく山」だから間に合う。

言い出しっぺはY君だった。
「ユーコさん!とく山に連れて行ってください!」と、ある日の帰りがけに。
「いいよー!じゃあ、ホセたちも誘うね」
ホセとY君は、うちの店で紹介して、知り合いでもある。

「とく山」は、河豚屋だ。夏の間は日本料理屋になっている。
ここ数年は、お客さんの要望もあって、河豚の季節でも、少なくはなるが、日本料理も出してくれる。

日曜日に開いている日本料理屋が、西麻布にはほとんどない。食事に来る常連さんは、17時前から入って来る。

私たちは、その近所の早めにいらっしゃる常連さんが帰る頃の狙い目19時半に予約した。
すると、元バイト一家も来たいと言うので、2班に別れて予約した。

元バイト一家はすでにテーブル席で呑んでる。
ホセとアキちゃんも来て、私達はカウンターに4人並ぶ。

@柿と巻き海老、蓬麩、春菊、栗の胡桃和え
A太刀魚の蕪蒸し
B殻牡蠣
C牛ロース九条葱巻きタレ焼き 卵とタレソース添え
コレは、毎回頼む。この卵のタレも残ったら取っておいて、ご飯にかけて食べると、うんまいのだ!
D秋刀魚焼き
今年最後の秋刀魚だね。結構大きい!1人一匹づつ頂く。

E帆立貝と茸炊き込みご飯と白飯
この組み合わせは初めてだ。美味しい!

Fイクラと雲丹 塩辛 鰹の漬けと薬味
このおかずで、白いご飯を頂く。美味しい!と言う言葉しか出ない!

Gお漬け物とお吸い物
H栗蒸し羊羹と蓮根餅

今日も満足!
美味しかったぁあ!

満腹のまま、速攻家路に。
明日は4時起きだから、食後という消化時間なしで、床につく。


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posted by Yuko at 23:00| 食歩:日本料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初めての釉薬作りとメニュー作り

陶芸を5年続けているが、自分で焼くのは初めてだ。
夏前に窯を買ったが、部屋で真夏に焼くのは躊躇われる。

それに、私の作品は細かい絵を描くので、作品一個絵付けにも時間がかかりすぎる。やっと、窯で焼くぶんの作品が仕上がったのだ。

釉薬を混ぜるのさえ初めて。

朝から道具集めにあちこちで買い物をする。
道具は、台所用品を使ったりする。
刷毛とか、お好み焼きのヘラとか、ゴムベラ、漬け物を入れるバケツやら…。

ピーコックの台所用品売り場をウロウロしていると、亡き殿の同級生の剛毛M氏に遭遇。
メチャメチャ久々。大食いの奥様も一緒だった。

陶芸用品を揃えてると言うと、なんと、奥様は、10年も陶芸をやっていたとか。手首を骨折して、辞めたらしい。
「使ってないロクロがあるのよ。要らない?」
「要る!」
ヤッタア!
犬も歩けば棒にあたるだ!
さあ、釉薬を作る作業をせねば!

陶芸の先輩で、貸し工房にも一緒に行ってるHさん(中学の美術の先生でもある)に、自宅に来てもらって、釉薬を作る。
あっという間に終わった。
なーんだ、めちゃくちゃ簡単。
簡単でも、初めてのことは不安。

もし間違えたら、このたくさんの作品がダメになる。
途方も無い時間をかけて絵を描いたのだ。絶対失敗はしたく無い。

釉掛けをして、来週また、Hさんに窯詰めを教えてもらう。もう、ドキドキだ。

夕食に行く前に、来週のメニューを決める。
メニューを考えるときは、歩いていたりするときや、ダンベルをあげていたりするときだったり色々だ。
しかし、全てのメニューをまとめる時は店でないとダメ。必ず、店に来て決める。

ティンバル型に黒キャベツを使って周りを作り、中は、シーフードで。
いつもは、肉系だったり、野菜系だったりするが、そう言えば海の幸系は作ったことがない。
帆立貝のムースを固める素材に使って、数種類の魚のタルトを考えた。ソースは、蟹のアメリケーヌで。

鰯も人気の素材。今週は作らなかったから、来週は作ることにする。
エジプトなどでよく使われ、今は、ベジタリアンの間でスーパースパイスのデュカ(ナッツやクミン等)でソースを作ろう。

メキシコ料理の豚料理を作るため、肉を漬け込んでいる。これも仕上げをすることに。

久々に牛ミンチとポルチーニのミートボールも作ろうと思う。しばらく作ってなかったら、やっぱりリクエストが。

墨がたくさん入った墨烏賊がこの時期一定して漁れる。貝のスープをたっぷり使って作り続ける。

「これ、コシャリに合うね」と、あちこちで言われた。
合うから、これには、ライスでなくコシャリにしてくれと言われてるんだと思う。
簡単に行ってくれちゃうけど、作る。

メンドクサイと言う言葉は、料理人には無いのだ。プロなのだから。



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posted by Yuko at 17:00| 日記:西麻布事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする