2017年09月30日

食材がたくさん!来週のメニュー!

スタッフのまゆちゃんの別荘が北軽井沢にある。
その近所の方が、趣味で珍しい野菜を育てている。

私への誕生日プレゼントであるその野菜たちがどっさり送られてきた。

ビーツはオーブンで焼いてピュレにした。
これを使ってフォンティーナチーズと合わせると、甘さとコクが出て、ものすごく美味しくなる。
北イタリア周辺のモンブランの麓では、パスタに包んだりする郷土料理。

私は、カネロニにしたり、ラザニアにしたりする。
来週初日からビーツとフォンティーナチーズのラザニアにグリュエールチーズで焼いたものを作ることにする。

無農薬のフェンネルの葉っぱもどっさり入っている。
これは、鰯とシシリーで買った松の実とレーズン、もちろんエストラット・ディ・ポモドーロも使って、本場のパスタ・コン・サルデ(鰯のパスタ)も来週初日から登場します!

墨烏賊はまだまだ小さいが柔らかい新烏賊だ。墨烏賊の墨煮もアリオリソースを添えて。これもしばらく作ります。

ファルスドューは、カイロ在住のお客さんが明後日帰るので、その方のリクエストで昨日から作っている。これも来週も作ります!

このファルスデューは、毎回説明しているが、2週間以上前から用意するのだ。
塩と砂糖とスパイスと水から茹でて作った床のようなものに血抜きした骨付き豚肉ともも肉を2週間漬け込んで、一晩塩抜きしてやっと料理する段階に持って行くのだ。

小麦粉には卵だけで水を全く使わないでパンを作る。普通なら、オーブンで仕上げるのだが、そのドゥを、肉を茹でたスープにドボンと入れて、1時間茹で上げる。
仕上げに、ソーセージも茹でて、取り分けて、パンをスープにしたして盛り付ける。

ブリーヴから車で1時間奥に入った、美しい村メイサック村に滞在した時、近所の100歳のクロティンおばあちゃんから教わった大切な大切な料理だ。

この料理は、フランス人でもこの地方の人しか知らない。そして、今は、家庭で作ることも少なくなったという。

私が生きている限り、作り続けたい料理の一つだ。


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posted by Yuko at 23:00| 日記:西麻布事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする