Kitchen 5 Magazine | キッチンファイブマガジン

今週日曜日から夏休みに入ります。
その日曜(23日)と翌日(24日)の月曜日は、当店にて、陶器の個展を２年ぶりにやります。

店の営業の合間で作り続けた作品ですので、たくさんはありませんが、お気軽にのぞいて見てくださいm(__)m

今回の夏休みは、スタッフのまゆちゃんと前半は二人旅です。

旅の地は、イタリアシシリー北西部のトラパニを中心に、数年前から行きたかった街にある有名レストランや、そこでしか買えない食材を確保に行きます。

昔、トラパニに家を衝動買いして、６年ほど持っていました。
友人達が遊びに来ても、ずーっとうちにいるわけでなく、荷物を置いて、シシリーのあちこちを巡る。さほど、自宅を使うわけでもない。

たまに、1人で過ごそうとしても、
「ユーコは1人だから、今日はうちに泊まれ」
「ユーコは今日は1人だからうちでご飯食べよう」
何だ！家、要らないじゃな〜い！
そんなわけで、売ることになったわけです。

今でこそ、日本人はトラパニのような小さな街でも珍しくなくなった。

当時は東洋人を見るのが初めてと言うシシリーの人々が多かった。
道を聞くと、大騒ぎで集まってくるし、自宅から出ようものなら、子供達が、わんさかついてくる。メチャメチャ住むのにもエネルギーがいるとこでしたわ。

ある日、私の友人のアウティーリアに囁いているのが聴こえた。
「アウティーリア！うちの子供にこの日本人を見せていいか？」
目を丸くして、見つめる子供に、戦後の日本人は、アメリカ人見てこうだったんだろうなぁと、思ったものだ。

その家は、まだある。まゆちゃんも見たいというので、久々に行って見ることにする。

まゆちゃんは、本業はオペラ歌手。ミラノに６年くらい住んでいた。

後半は、まゆちゃんはミラノの友人に会いに行く。
私は、そのままシシリーにいるか、北イタリアを涼みながら旅するか、いつも通り行ってから決める。

ただ、食材の仕入れを中心に巡ろうと思う。


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