2017年07月28日

シシリー旅日記@

「シシリーは気温が40度くらいあった」とか、驚かされていた。
ネットでは、30度〜32度になってる。最低気温は20度くらいだし。
ここが暑いとこくらいは知ってるけど…。

昔、25年くらい前だったろうか、トラーパニTrapanIと言うシシリー西端の町に4軒のコンドミニアムの中の一軒を衝動買いしたことがある。
6年間だけ持っていた。

当時、日本はバブル時期。
西麻布の小さなワンルームマンションでさえ1億した。
(なんだ、私はこんなに働いても、家一軒さえ買えないんだ)
(別に、日本じゃなくてもいいや)
そう思った。

特に思い入れがあった土地でもなく、店のお客さんの一家を紹介されて、この地に、クスクスを食べに初めての一人旅をしたことがきっかけで、その一家の家に2度目の訪問時だった。

「アウティーリア!これくらいの小さい家が欲しい」と、間取りを書いた紙を見せると。
「シー、チェ」(うん、あるよ)と言う。
お父さんが持っている物件だという。
ベランダを開けて、「ラー」(そこ!)と、指差した。
翌日、見に行った。

新築のそれは、赤とグレーのおしゃれな建物だった。
4軒のうち、一軒だけまだ売れてないという。

私が書いた間取りそのままだった。
(なんだ、買えと言うことか)と感じたことは、今でも衝撃的に覚えている。

「いくら?」
「5000万リラ」
「買う」
550万円だった。
瞬時に、(車を買った。廃車になったと思えばいいか。夢を買おう!)と、思っての即答だった。

当時は、年3回(夏五週間、冬4週間、ゴールデンウィーク2週間)店を長期に休んでは、海外に食と食材の仕入れに行っていたので、ここを拠点に動くこともしばしば。

ただ、友人たちやお客さんが来ても、泊まっていくが、他にも回りたいから、ほとんどここにはいない。
1人でゆっくり過ごそうとしても、「ユーコは1人だからうち泊まれ」「ユーコは1人だからうちでご飯食べなさい」

アレ?!家、要らないじゃない!
それで、売ったわけだが…。

それ以来全く来てないわけじゃないが、夏に来るのは、20年ぶり位だろうか。

スタッフのまゆちゃんと旅の前半一緒に回る。
まゆちゃんも、ミラノにオペラの留学で4年間住んでいたが、シシリーは2度目とか。
トラパニもエリチェも初めてだと言う。

ミラノに一泊して、大きな荷物をホテルに預けて、パレルモに着いた。
パレルモ空港からバスでトラーパニのバティスタ通りで降りて、エリチェ行きのフニクラ(ケーブルカー)乗り場まで乗り換える。

ケーブルカーにまた乗り換えて10分で中世の町エリチェの入り口に到着。

ここまでは、運転手やらインフォメーションで聞きながらスムーズに到着。

私のシシリーに特化したガイドブックは、まゆちゃんが持っていたのだが、機内に忘れて来たとか。
「ものすごくごめんなさい」と謝るまゆちゃん。
イタリア語堪能だから、まゆちゃんが聞きまくる情報で、行き先が決まる刺激的な前半の旅が始まった。
posted by Yuko at 12:10| 旅行:イタリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする