2017年04月22日

30年以上通って頂いているお客さんばかり…。

今日は不思議な日だった。

予約は3組だけだったのに、予約無しの長年のお客さんばかりが来店で、賑やかな土曜日だった。

同時通訳のHさんが、同僚の方と来店。
ICUの教授を辞めて、再び同時通訳になられ、うちの店には、20年ぶりに来店。

自転車で世界半周した最後の地が日本で、日本に住んでしまったDは、33年前、うちの店の記事を書いた東京ジャーナルの編集長だった。
今は、某国営放送の映画評論を中心の仕事をして、たまに、米国に置いているキャンピングカーで世界中を旅している。

一緒に来店のナオコさんは、フランスと鎌倉を行ったり来たり、15年ぶりくらいかも。

20年くらい前だったか、パリの北駅近くに住むナオコさんに電話したら…。
「ナオコは今、アフリカに行ってる。あなた誰?私ジュリア」
「えー!ジュリアは、ナオコさんいないのに何してるの?」
「泊まってていいって言うから、ここにいるの。ユーコも一緒に泊まりにいらっしゃい!」

家主がいないのに、ナオコさん家に泊まって、ジュリアとパリの市場をあちこち巡ったっけ。

そこに、1人で予約無しで入ってきたのは、来月、シアトルに引越しするラリーだ。
「ラリーって、Dの事知ってるよねー」
やっぱり友人だった。ナオコさんとも友人だった。

ラリーは、国際弁護士。
日本での裁判で、初めて勝訴した外国人として、有名人でもある。私の近所さんでもある。

シンガポールから時々来店のJさん達も、30年くらいのお客さんだ。

そして、近所のお兄ちゃん夫妻。
33年前にバイトしていたサブローのお兄ちゃんだから、今だ、お兄ちゃんと呼んでいる。

「お兄ちゃん、D知ってるよねー!」
「うちの家に来たことある」
そうだった!
パーティーをやったわけじゃなく、どこかへみんなで食べに行った帰りに、西麻布の大きな敷地に住むお兄ちゃん家へお邪魔して寛いだっけ。

Dが、台所の床下収納から、一番高いワインを掴んで…。

お兄ちゃんは、フランスにも住んでいたけど、スイスのホテル学校に行っていた。日本に戻るときに買って来たワイン。呑んじゃったんだよねぇ。

いやあ、昔のKitchen5みたいだったなぁ。懐かしい!この雰囲気。
長くやってると、こんな日もあっていいね。


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posted by Yuko at 22:00| 日記:西麻布事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする