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2015年04月01日

感動の日

「これからの世の中は女一人でも充分幸せになる。そんな世の中になる。お前に結婚は似合わない。一人で強く生きていけ」

56歳で亡くなる数日前に、私からの問いに答えた父の言葉だ。
私の本質を見抜いていると思った。私には自由でいないと息が出来ない。

今日はその父の命日だ。
毎年、この日は店が暇なことが多い。
今日も…。

20数年くらい前だったろうか。
わだかまりを持ったまま、遠い存在になったお客さんが、3人で来店すると、昨年の暮れにその中の一人が来店されての帰り際の言葉だった。

その時の言葉通り、4月1日に4人で来店。
どうやら、その方達にとっても、今日は特別な記念すべき日のようだった。今日でなければいけないような。

うち一人は、初めていらっしゃる方だ。
シシリーから2日前に戻られたとか。
「ふーん、この店がぁ…」と呟いてる。

話しかけるチャンスはいくらでもある。時間もある。店はヒマだし。
旅の写真を出したり、最近作った陶器を見せたり。
わだかまりは溶けてなくなった。

勇気があるなぁ…と、思った。
いつもは思わないが、今日は暇で良かったと思った。
年を取るのは悪くないとも思った。
そして、長く店をやっていて本当に良かったとつくづく思った。

3人の方、それぞれ、仕事も成功され、社会的にかなりの地位にいらっしゃることも知っている。

たくさんの年月をかけても、溶かしたいと思うことはある。それを実行するには勇気がいる。

本当に久しぶりだなぁと、何度も呟いてた。

私は、心から感動した。

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