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2013年10月11日

ミケランジェラとの縁で。

愛猫ミーちゃん(本名ミケランジェラ)が、亡くなって3年。
今だに、「猫は?」と、遠慮がちに聞かれる。

私は、猫アレルギーなのに15年もミーちゃんを飼っていた。
引っ越しのために捨てられた猫だった。その時にすでに成猫だった。

店に餌を食べにくる。そして、少しづつ、店の中にも入ってきて、ついには、店に住み着いてしまったのだ。

教えたわけでもないのに、カウンターやテーブルに乗ることが決してなかった。
営業中は、静かに定位置で寝るか、じっとしていた。トイレは、ちゃんと並んで順番を待っていた。そんな、お行儀のいい猫だった。

15年くらい前だろうか、近所の若葉会幼稚園の園児が、ミーちゃんをナデナデしにやってくるのが朝の日課の一つだった。

その子達が20歳になっていたのだ。
ナデナデしに、ドアを叩いて朝、8時頃やってくる子が2人いた。

そのうちの一人の女の子と母親が予約。
20歳のお祝いに、うちの店に来て、お酒を飲むのが約束だったそうな。

もう一人の男の子は、体が弱く、恐がりで、動物を触れない。唯一、ミーちゃんを触ることができて、一つ、苦手なことを克服したのだという。
二人ともマンション暮らしで、動物を飼うことができなかったのだ。

女の子のお父さんは、単身赴任でローマに。
そのローマ空港のイミグレーションで並んでいたら、前に並んでいたのがその女の子と母親だった偶然もあった。その時は、中学生だったかな。

そうか、20歳になって、お酒が飲めるからお母さんと来てくれるんだぁ。あれから15年経ったんだ。

当時は、その他に、近所の慶応幼稚舎の女の子がいつも13時にドアを叩いて、ミーちゃんを触りに来た。
慶応の中学生の女の子が、ピアノの稽古の行き帰りに店にやってきたっけ。
その子の家も、捨て猫を飼っていて、猫の話をしていった。

あの頃は、ミーちゃんが縁で、小さな来客で昼間が賑やかだったんだ。

明日の土曜が約束の日だ。
私も、会うのが楽しみだ。