spacer.gif

2013年05月01日

鞆の浦温泉2泊目

母は旅する度、昔の話をする。

それはまたかと思うような毎度の話もあれば、初めて聞いたと言うような話が一つだけある。

「あなたが生まれてねー、すぐだったか、チョットだけ外に出て仕事をしていたのよー。少しして家に入ると、泣き声がしてて…布団が顔に被ってて…身動きできない赤ちゃんじゃない。慌てて布団をどけると、顔いっぱいに玉のような汗の水滴が…もう、忘れられないわー。それからは、どんなことがあっても、必ず一人置いて出ることはしないで、必ず負ぶってねー。少しの時間でも必ず…忘れられないわ〜」

ってさー。危なく死ぬかもしれないじゃない…とは言えず、黙って聞いていたけどさ。

今まで、よく黙っていられたね。忘れられないほどのことだったのにぃ。
きっと、小出しにするんだろな。いろいろあるんだろなぁ…失敗が。

二泊目は違う料理が供されると言うので、楽しみにお食事処に行く。

前菜… 蓬豆腐 順菜 イクラ 分葱と赤にし貝の酢味噌 鯛昆布〆小袖鮨 焼き筍 独活白煮 鰆南蛮漬け唐墨黄金揚

お吸物…沢煮椀

お造り…皮剥姿盛り 赤にし貝 活け伊勢海老 鯛山葵叩き 中トロ

煮物… 瀬戸内黒眼張煮付け

おまけ…渡り蟹の土佐酢ゼリー

峰岡鍋…黒毛和牛 笹掻き牛蒡 豆腐 クレソン しめじ他 牛乳と味噌のソープ仕立て
スープが絶品に美味しい!ついつい飲み過ぎてしまう。

お食事…遠音近音風鯛うずみご飯 香の物 土瓶仕立てでお茶漬けに。
さっぱり鯛茶漬けは胡麻ソースだった。

水菓子…メロン マンゴー 抹茶アイス レッドグローブ イチゴムース 小倉餡

いやー!どれもこれもとーっても美味しいしか言えない。

宿の真向かいは、普通の住宅。その一軒の庭に様々な作物が満載だった。ふとみると、さやえんどうみたいなのだが、紫色のエンドウが…。

「ねー!これ!紫色のエンドウだよー!」と母に言うと。そこのご主人がちょうど水をまいていたようで、
「ツタンカーメンっていうんです」と。
「珍しいですねー。あれ?これは、イチゴ?こっちはレモン?!」
「基本的に食べられるものしか作ってないんです」
「それ!正解ですよねー」
そんなこんな話だしたら、全部の作物の栽培の仕方や、説明を受けて、ハーブなんかいただいちゃったりして。いやぁ、勉強になったなぁ。

でも、帰らなくちゃいけない時間になってしまった!