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2003年12月01日

京橋てんぷら屋「?」・八丁堀BAR「まる」

築地に行った。

いつも牡蠣を買う店の乙さんから、唐揚げ用の河豚をもらった。別に脅かしたりしたわけじゃない。ピンチョにのっけよっと!

この店の隣の店のおじさん(多分60歳くらい)と乙さん(50代)と、神主さんで朝は築地で働いているAさん(30代)と、近くの店の20代のBさんという、年代ばらばらの4人で 店に来たことがある。そのときは隣の店のおじさんは失業中だった。失業した理由がちょいといい話だ。家族を抱えて職を失った友人に自分の職場を自分が辞めることによって、譲ったのだ。

ある日、おじさんが再び隣の店にいた。「あっ!おじさん戻ってきたの?」というと、職を譲ってもらった友人が仕事を見つけて、おじさんに再び職場に戻ってもらったのだ。その友人も義理堅いね。早く仕事を見つけておじさんに迷惑かけないよう頑張ったと言う。

ある日、またおじさんがいない。また、違う友人に仕事を譲ったのだ。「俺は一人身だから何とか食っていけるから」と言っては、いつも出たり入ったりしている。

そして、今日もおじさんがいない。乙さんに聞くと、「また、家族もちの知り合いに仕事譲っちゃったんだよ」と笑ってる。

世知辛い世の中に、こういう人もいるんだね。情が深いこういう人はきっといいことがあるよね。いつも築地に行く度、乙さんにおじさんは元気?と、聞いてしまう。「飲みに誘うといつも出てくるよ」という。ちょいといい話でしょ。

 

お客さんと言うより、時々食事に誘われるHさんと昔一緒にチュニジアに旅行したYちゃんと3人で、京橋のてんぷら屋さんに連れて行っていただいた。店の名前は聞くのを忘れてしまった。

Hさんとは1年以上ぶりだ。Hさんは、東大在学中に知り合った同級生と子供を作らない条件で結婚したのだ。しかも、奥さんは病院の研究室にこもっているため、別居結婚だ。年をとって、縁側でお茶を飲みながら暮らす日を楽しみにしていた。しかし、奥さんが45歳になった時、子供がほしいと言ったそうだ。子供を作らないと言うのは、奥さんが出した条件なのにだ。46歳で初産。男の子が生まれた。現在小学生だ。そして、現在は3人で生活している。

Hさんは、最近会社帰りに歩くようにしているという。その途中に八丁堀で酒屋がやっているBARを見つけたんだと言う。すかさず私が「マルでしょう」というと、スッゴク驚いて、「何で知ってるのぅ?!」

「だって、その店の長男の公ちゃんはうちの店でバイトしていたもん。17歳から店に食べに来ていて、長〜くバイトしてたよ。他の親戚達もうちでバイトしていたんだ」

「貴女の交友関係はどうなってるんだぁ・・・。なんだぁ。俺がこの店紹介しようと思ったのに、紹介されちゃったよぅ・・・ 」

驚くのも無理ない。何年か前に連れて行っていただいた店も、知り合いだったしね。縁ある人は同じようなところを歩いているのかもね。

「マル」に行くと、公ちゃんが働いていた。「緊張するなぁ・・・」と言って、マルガリータを作ってくれた。

Hさんが、最近人の名前をよく忘れてねぇ・・・と嘆く。私たちも頷く。そうなんだよね。しかし、Yちゃんの友人はひどすぎる。「入社して1年も働いている人の名をまだ覚えてなくて、あの人の名前なんだっけって聞くのよぅ。ひどすぎるわよね」

Hさんも笑いながら・・・。

「いやぁ、俺の部下に生意気なやつがいてね。直属の部下だよぅ。俺の後ろの席でパソコン開いていてねっ『おい!樋口!』って呼んでも知らん顔で返事しないんだぁ。もう一回呼んだんだ『樋口!』振り返りもしないで、聞こえてると思うんだ。あったまきて『おい!樋口!』って3回だよ。3回も呼んだんだっ。そしたら、やっと振り返って、『ええ?佐々木ですけど』って言うんだ」

もう!部下の名ぐらい覚えてよ!

「それからね。学習してね。引き出し開けて、ノートに書いてある名前確認して呼ぶことにしてるんだ。しかしなんだねっ。女性の部下に『お嬢さん!』って呼ぶとみんな振り返るんだよぅ」「・・・・・・!」