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2003年04月01日

父の命日

今朝もアンデルセンでバケットを買って、青山墓地経由で店に8時前に入った。桜が満開であった。

今日は56歳で亡くなった私の父の命日。

22年前も桜が満開だった。

母に何度電話しても留守。たぶんお墓参りだろう。お墓参りと言うと、不思議な事を思い出す。父が亡くなって4ヶ月ほどたったある日、母と隣のおじいちゃん(隣はお寺さんでおじいちゃんは和尚さん)とお墓まいりに行った。

うちのお墓のアプローチの所に父が育てた植木が、左右3個つつ等間隔に植えてあるのだが、その横に全く同じように等間隔に鶏頭の花が6本真っ赤に咲いていた。左右対称で人が植えたとしか思えない。母に聞いてみた。

「この鶏頭の花、植えたの?」

「ううう〜ん。私じゃないよ」と母。

「じゃぁ、叔母様?(近くに住んでいる)」

「違う。あの人はそんなことしない」

おじいちゃんが「お父さんは鶏頭の花が好きだったのかな」とつぶやいた。

なんと、神秘的なんだろうと思った。不思議な事はそれだけじゃない。私がお墓に行くと、雨が降っていても、必ず止む。墓地を出ると再び雨が降る。一周忌の時は、雲の間から、お墓に一筋光が射して綺麗だった。母はいつも私を指して「この人がお墓に行くと必ず雨が降ってても止むから」とあたりまえのように言う。ふしぎだぁ。

鶏頭の花を見た翌月に、またお墓に行った。鶏頭の花が無い!

母に、「ねぇ!鶏頭の花が無いよ!」

すると、母は「うぅん。抜いたの」

「えええええっ!なんでぇえ!」

「邪魔だったから」

その場に私は崩れてしまいましたぁ。なんと現実的な人なんだ!神秘的だったのにぃ・・・。

そう言えば去年の5月、長野県諏訪郡富士見町にも分骨(父の)してあり、母とお墓参りに行った。

小高い所に、生まれ故郷が見下ろせる良い所だ。掃除をして、花を活けていると母が近くにいる気配が無い。きょろきょろ見渡すと、うずくまって何かしている。「何してるの?」と声をかけると・・・。

「ワラビ採ってるの。いっぱいある」と、嬉しそう。違うだろう!
「そ〜んなことしてないで!墓参りせんかあぁい!それに、お墓の廻りの物採っちゃだ〜めぇえ!」
「・・・ワラビはワラビよ・・・」

この時も力なく膝をがっくり落としてしまった。